代表のメッセージ「大切な人を守るために、私たちができること」

2017年の夏のことでした。
父の介護が終わり、当時母は介護から解放され人生の自由を謳歌していました。

私も商売が少しづつ安定し、毎週日曜日は食事に行ったり、そして長崎や京都へと旅行に行ったりとようやくできるようになったねと喜んでいたのを覚えています。

そんな夏のある日、母の住む団地の方から私の携帯に電話がありました。「お母さんと連絡が取れない」と。
私が急いで実家に行くと母は寝室で倒れ亡くなっていました。

原因は熱中症でした。
冷房もありましたが勿体無いと言ってなかなか使わなかったのでしょう。

そして、母が他界したその夜、妻が妊娠していると分かりました。私が発行させていただいている「けんちゃん便り」を読んでいただいた方はご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、それが今7歳になった娘です。

母はいつも「早く孫を抱きたい」と言っていました。
でも、その願いは叶いませんでした。

私は悔しくて、何度も「もっとできることがあったんじゃないか」と自分を責めたこともありました。
その経験から、「家の中にいるからといって、安全とは限らない」ことを学びました。

だから、同じような悲しい思いを誰にもしてほしくない。
それが、私がこの『窓ガラスフィルム』というサービスを始めた理由です。

株式会社A-Style 代表取締役 川上健一郎